製品

ルータービー技術は、さまざまな分野向けにご利用いただけます。
導入のために必要な期間は極めて短時間で済みます。現地作業は、通常の場合半日から1日程度で完了します。
本システムは、既に26所で実運用にご利用戴いております(2012年5月21日現在)。
弊社が進める代表的な用途について、ご紹介します。

省エネやピーク電力回避対策向けシステム

省エネやピーク電力回避を目的とする設備の運転機能を、容易に導入することができます。
無駄使いを素早く検知して、設備運転員に替って、設備の設定操作を自動的に実施します。
ピーク電力の発生が見込まれる場合には、設備の稼働状況や環境に応じた回避のための設備運転を実施することができます。

運転条件を記述すれば、自動運転機能の導入が簡単に導入できます。
ここでは、新たな運転のためのプログラムは不要です。
高度な運転機能プログラムと組み合わせる方法で、自動運転システムを構築することもできます。

広域に分散する設備を、ネットワークを介して統合運転することができます。
例えば、グループを組んでピーク電力を回避するための「共同使用制限スキーム」を構成する場合などでは、グループメンバーの設備の運転状態の把握と、遠隔で設定操作を行う仕組みを、容易に導入することができます

「エネルギーの見える化」対策向けシステム

監視制御用コンピュータが持つ設備の消費エネルギーを収集して、集計や統計処理を行うことができます。
日報などに現れる過去の実績データのほか、設備の現在状態データをリアルタイムで収集することもできます。

設備の遠隔監視化対策向けシステム

広域に分散する複数の設備をセンターから遠隔監視するための仕組みを、容易に導入することができます。
定型的な運転操作などは、運転員の指示で自動遠隔操作することができます。設備運転の信頼度が向上します。
センターの運転員が、何時でも熟練者による運転支援を受けることができる機能を設けています。
例えば、ここでは、緊急時の対応を外出先などから受けることができます。

システムの構成用品

下記の標準機能の用品を組合せることにより、様々なシステムを極めて短時間に構築することができます。

  「ハードウエア用品」

装置名 使用方法 用途・機能 記事
ルータービーR装置 サイト装置を構成しま。 設備運転用コンピュータの、画像とマウス・キーボードの各信号を中継します。

設備異常の発生や復帰を示す信号のほか、設備とのIO信号も中継します。

ノードサーバ装置

ネットワーク内の任意の場所に設置します。

下記のアプリケーションソフトを組込んで自動実行します。

 ・設備の自動運転(AGT)

 ・設備データ自動収集(DA)

通常は、センター装置の設置場所に設けます。

操作卓用コンピュータ装置 センター装置を構成します。 遠隔監視機能(SVC))を組み込んで、運転員向けに設備の遠隔監視操作機能を提供します。 汎用の高信頼性コンピュータを利用します。
警報音判別装置

オーディオスリッター

サイト装置を構成します。 設備運転用コンピュータが発する複数の警報鳴動音の種別(重故障音、軽故障音・・など)を判別します。 最大4種のビープ音を判別します。
インターネット接続装置
ルータービーC
  インターネット接続のモバイル端末(アイフォンやアイパッド)やパソコン端末などから、設備の遠隔監視を行う機能を提供します。  
警報通知メール配信装置
ルータービーA
  設備の警報が発報されれば、携帯電話やモバイルなどにメール配信します。 アプリケーションソフト(警報通知メール配信機能)が必要です。

VPNルータ

 
  公開のIPネットワークを利用して、専用線扱いの環境を実現します。 汎用のVPNルータを利用します




  「ソフトウエア用品」

名称  組込み装置 用途・機能 記事
プラットフォーム  操作卓用コンピュータ、またはノードサーバ 以下に記載の各種アプリケーションソフトが動作する基本機能です。  
自動運転機能

(AGT)

ノードサーバ 設備運転用コンピュータの設備運転画面の自動呼出しと操作をする方法で、設備の自動運転を行います。  

遠隔監視機能

(SVC)

 操作卓用コンピュータ 運転員向けに、設備遠隔監視操作のための機能を提供します。  
データ収集機能

(DA)

ノードサーバ 設備運転用コンピュータの設備運転画面の自動呼出しと操作をする方法で、設備運転データの自動収集を行います。  
シナリオメンテナンス機能  ノードサーバ AGT機能とDA機能で使用する画面操作の要領(シナリオ)を、生成登録するための対話式ツールです。  
警報通知メール配信機能 操作卓用コンピュータ 設備の異常等が発生すれば、その内容を直ちにメールで通知します。  ルータービーAが必要です。
警報発生画像検出機能   ノードサーバ 画面を常時モニターして、設備の異常発生を知らせる表示を捉えます。直ちに、操作卓コンピュータのスピーカーを鳴動して通知すると共に、警報通知メール配信機能でメールを配信します。  




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