最近の電力エネルギー不足は、大きな社会問題です。
持続可能な省エネ対策の普及が期待されています。
ここでは、エネルギーを消費する設備の消費実態を把握したり、効果的な設備の運転を自動的に行う仕組みが必要となります。
以下に、当社の取り組みについてご紹介します。
設備運転には、多くの場合コンピュータが利用されています。
ところが、これらのコンピュータには、必ずしも適切な省エネやピーク電力対策向けといった種類の機能が設けられている訳ではありません。
それは、現在運転中のコンピュータは導入時から相当の期間(数年〜10年以上)が経っているものも相当数ありますが、導入当初にはこのような必要性が少なかったためです。
そこで、現在必要となって来ているのが、これらの現存するコインピュ−タに、省エネ対策用を始めとする新たな運転機能を追装することです。
具体的には、設備の省エネ自動運転機能のほか、多くのコンピュータをネットワークに繋いで、統合的な設備運用を行うことができる仕組みを設けることであると考えられます。
このためには、それぞれのコンピュータに対して機能変更が行われます。
ところが、ここには大きな課題があります。それは、多くの稼動中のコンピュータが持つ基本構造に由来することなのですが、新たな機能を追装するためには、(既にオープンな機能を持つコンピュータ※を除いて)個別の対応による機能追加作業を余儀なくされるということです。
このことが、設備の所有者に、大きな負担となってのしかかってくるのです。
いま、仮に、これらのコンピュータを見掛け上共通扱いできるようすれば、新たに導入する機能を一度開発してあとは共通で利用できるようになります。この結果、短期間で機能追装を実現することができ、課題が効果的に解決できます。
省エネ対策やピーク電力対策も効果的に実現を図ることが期待できます。
私たちは、研究開発により、これを実現する技術の開発に成功しました。
それは、稼動中のコンピュータに対して、簡単な仕組みでオープンなプラットフォーム(ルータービープラットフォームといいます)を設けようというものです。ここでは、稼動中のコンピュータはブラックボックスとしてそのまま有効活用します。
全ての機能がこの方法で可能になるとはいえませんが、設備の起動や停止、更には目標値の設定など、おおよその設備運転のための基本的な機能は十分に利用できると考えられます。
株式会社エネサイバーは、多くのスタンドアロンでしか動作できないコンピュータを対象に、簡単な仕組みでネットワーク化を図ることにより、エネルギー問題の対策を通じて、社会に貢献できるように取り組んでいきます
もう少し具体的に紹介します。
建物設備等の運用保全業務向けには、スタンドアロンの専用機型コンピュータで運用される場合が多く、ほとんどのコンピュータには、運転員との対話を通じて設備の運転を行うための機能が備わっています。
通常は、コンピュータのモニター画面を用いて設備の状態を正確に表示して運転員に通知すると共に、運転員の画面操作により、設備の目標値等の設定が行われます。
ここで用いられる多くのコンピュータのモニター画面表示信号と画面操作用に使用されるマウスとキーボード信号の様式は、共通の仕様に基づいています。
当社では、コンピュータが共通に持つ画面表示信号と画面操作信号を利用する方法に着目して、設備運転に係る様々なアプリケーションを追装するための、オープン環境(ルータービーと呼んでいます)を独自に開発したものです。
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